「マンガでわかる技術文書の書き方」を技術文書の添削用のマニュアルとして使えば,修正内容の具体的な指示ができます。例えば,「会議の資料の構成を見直したほうがよい」,「この章をかたまりと考え,この内容の要点を冒頭に書き, 要点の説明をその後に書くことでこの章の内容が明確に伝わる」,「ここは,文の羅列で書いてあるのでわかりにくい。項目に分けて書いたほうがよい」,「具体的な内容の文を書きなさい」などのような具体的な指示ができます。
具体的な指示があれば修正の指示を受けたほうも修正がしやすいです。「君の書いた会議の資料がわかりにくいので修正してくれ」のような指示では,どこをどのように修正したらよいのかわかりません。特に,若手技術者など技術文書を書き慣れていない技術者は修正が大変です。
修正内容を参考にすることで,例えば,「かたまりがあったら,この内容の要点を冒頭に書き要点の説明をその後に書こう」,「文の羅列ではなくかたまりに分けて書こう」,「具体的な内容の文を書こう」などのように,内容が明確に伝わる技術文書の書き方を覚えることができます。
「マンガでわかる技術文書の書き方」を技術文書の添削用のマニュアルと使えば,上司や先輩など技術文書を添削する側も添削を受ける側もプラスになります。
「内容が明確に伝わる技術文書の書き方の3原則」と「6つのルールと18の書き方」に自分の書き方の考え方を加えて独自の添削用のマニュアルを作っても構いません。自分が添削しやすい技術文書の添削用のマニュアルを作成してください。