以前勤務していた会社で実際にあったことです。
■その1
「上司を見返す」という動機で技術士二次試験を受験した人がいました。仕事が忙しく勉強の時間が十分に確保できなかったのですが睡眠時間を削ることで勉強の時間を確保し猛勉強して合格しました。受験勉強期間中の睡眠時間は毎日4時間程度だったそうです。また,勉強の時間が十分に確保できなかったので効率よく勉強するための工夫をしたそうです。上司からいろいろ言われて悔しかったので「絶対に合格する!」という強い気持ちを持って猛勉強したのだと思います。
■その2
同期入社の同僚が先に技術士を取得したので「先を越された。自分も技術士を取らなきゃ」と思って猛勉強して合格した人がいました。「同僚が取ったので今度は自分が取る」ということが受験の動機です。先を越され悔しかったので「絶対に合格する!」という強い気持ちを持って猛勉強したのだと思います。
■その3
上司から受験するように言われて受験した人です。「上司から言われた」ということも受験の動機です。しかし,この人はなかなか合格できませんでした。私が会社を辞めた数年後に合格したことを聞きました。ここで紹介した他の2名の人に比べて「絶対に合格する!」という強い気持ちがなかった(?)のかもしれません。
自分を奮い立たせることができる受験の動機を持っている人,つまり,「絶対に合格する!」という強い気持ちを持っている人が合格に近いような気がします。