2024年8月10日(土)に実施した日本技術士会・修習技術者支援委員会主催の研修会は弊社が講師を務めましたが演習問題として以下のような問題を出題しました。
質問1:技術士第二次試験の受験の動機を書いてください。
解答は,「6つのルールと18の書き方」の中の「書き方1:要点を冒頭に書く」を使って書いてもらいました。また,書いた内容を小グループ内の人に添削してもらい,かつ,その場で添削結果を反映した内容に受験の動機を書き直してもらいました。
2人の方に,指摘された内容と修正結果を発表してもらいましたが添削をされた方から2人とも同じ指摘を受けていました。つまり,「受験の動機が明確に伝わらなかった」ということです。しかし,添削結果に基づき修正した受験の動機は明確に伝わったそうです。
受験の動機が明確に伝わるように書ければそれを明確に(具体的に)認識できています。頭の中にある段階では受験の動機が明確に認識できていないことがあります。受験の動機を紙に書き出し人に添削してもらうことで「受験の動機が明確に認識できているかどうか」がわかります。
添削する人は誰でも構いません。技術者でなくても構いません。「受験の動機が明確に認識できているかどうか」は受験の動機を読めば誰でもわかるからです。
受験の動機を明確に(具体的に)することは技術士二次試験対策のスタートです。