2月18日(木)に,株式会社日本テクノセンター主催の「技術者のための“内容が明確に伝わる”わかりやすい文書の書き方」の講習会で講師を務めてきました。
出席者は11名でしたが,機械の部品を製作する会社の技術者の方など,出席者は製造業の会社の方がほとんどでした。
これまで,主に,建設関係の技術者の方を対象にして「わかりやすい文書の書き方」の講習会を行ってきました。製造業の方を対象にした「わかりやすい文書の書き方」の講習会を行うのは初めてだったので,どのような評価が出るのか心配でした。
講習会終了後に書いていただいたアンケート結果を読むと,講習会の内容に対して,多くの方から高い評価をいただいたことがわかりました。また,今回のアンケート結果を読むことで,「『わかりやすい文書の書き方』は,様々な技術分野の方々にとって参考になる内容だ」ということもわかりました。
アンケートの中の「良かった点」の記述で多かったのは,
①具体的な事例を示しながら説明をしてくれたのでわかりやすかった
②実践で使える説明をしてくれた
③理解度確認の演習を通して,解説内容の理解度を確認できた
です。
逆に,「悪かった点」として,「演習問題の数が多い」や「抽象的な説明の箇所があった」等などの記述もありました。
アンケートの中の「良かった点」を読むと,「講習会を行ってよかった」と思うとともに,「さらに内容をレベルアップさせよう」と思います。また,「悪かった点」を読むと,「内容のレベルアップにつながる意見をいただいた」と思うとともに,「内容を見直そう」と思います。
これまでも,講習会に対するアンケート結果を参考にして,「わかりやすい文書の書き方」をレベルアップさせてきました。今回のアンケート結果を読み,改めて,「わかりやすい文書の書き方をレベルアップさせるためには,アンケート結果を読むことが必要不可欠であること」を認識しました。