講習会に出席し,演習問題を解いてみませんか?
弊社の講習会では,プログラム1を除き,講習会の中で演習を行います。これは,講習会での解説内容の理解を深めていただくことを目的としています。プログラム1は解説内容が多いため,演習をすると講習会が予定時間を超えます。そのため,別途,解説と演習とを組み合わせたプログラム2を設けています。
講習会の終了後に書いていただいたアンケート結果を読むと演習の重要性がわかります。
今年の2月18日に実施した(株)日本テクノセンター様主催の講習会でのアンケートでは,演習に関して以下のようなことが書かれていました。
*理解度確認の演習を通して,解説内容の理解度を確認できた。
*演習でより講義の内容を理解・整理できた。
*最後の演習問題で今回学んだことを実践し,自分の理解度を確かめることができた。
*演習が多く実践することで内容を理解できた。
また,4月9日に実施した弊社主催の講習会でのアンケートでは,演習に関して以下のようなことが書かれていました。
*頭で理解しているつもりであったが,実際にやってみるとできなかった。
*講義で受けた内容を忘れることなく実践することが出来,頭だけではなく手で覚えることが出来た。
「頭で理解しているつもりであったが,実際にやってみるとできなかった」という意見に着目して下さい。解説を聴き「なるほど」と思っても,演習を行ってみると「解説内容を理解したつもりだった」ということがあります。自分が理解したつもりだったということがわかっただけでも演習の意味があります。この結果を踏まえて解説内容を復習し,「理解したつもりの内容」を「理解した内容」に変えればよいです。
6月25日(土)の講習会でも演習を行います。この講習会では演習として以下の3問を出題します。
◆演習1:1つのテーマに対して,240文字以内でわかりやすい文章を書いていただきます。
ブログの中で演習問題のテーマは公表できませんが,解答に対して頭を悩ませるようなテーマは出題しません。例えば,「わかりやすい文章の書き方に基づき,憲法改正に対するあなたの考えを240文字以内で書いて下さい」のような問題は決して出題しません。
◆演習2:要点(要約)を書いていただきます。
「伝える力:池上彰著(PHP研究所)」から抜粋した文章の要点(要約)を書いていただきます。要点(要約)を考えることは,わかりやすい文章を書くうえでのポイントの一つです。この書籍から抜粋した文章の内容もわかりやすい文章を書くうえで参考になります。「伝える力」は私が推薦する書籍の一冊です。この演習では,この書籍の中から,わかりやすい文章を書くうえで参考になる箇所を探して問題にしました。
◆演習3:文を修正していただきます。
この演習のキーワードは,「人の振り見て我が振り直せ」です。すなわち,わかりにくい文(読み手に内容が伝わる文)をわかりやすい文(読み手に内容が明確に伝わる文)に修正(添削)する演習内容です。「時間通りにサイレンが鳴ったので津波に対する避難訓練を始めた」という文は,わかりにくい文(読み手に内容が伝わる文)です。さて,この文はどのように修正(添削)すればよいでしょうか?
今回の講習会での演習時間は約1時間を予定しています。また,この秋に実施予定のプログラム7(わかりやすい文章の書き方:演習編)での演習時間は,約2時間半を予定しています。
今回の講習会に出席して演習問題を解くことは,弱点克服ロードマップのスタートです。 弱点克服ロードマップの詳細はこちら