2016年5月14日のブログは,「視点を変える(小学生の時の出来事)」というテーマでした(こちら)。
今回のブログは,「視点を変える(パートⅡ)」をテーマとします。
以前に読んでいたメールマガジンで印象に残っている内容があります。以下のような内容でした。冷蔵庫の機能の話です。
冷蔵庫の機能は,「食べ物を冷やして保存すること」です。
では,この冷蔵庫を北極に持っていったらどうなるか?
北極の屋外での気温は低いので,北極の屋外にスイカを置いておくと,冷えるどころかカチカチに凍ります。釘が打てるくらいに固くなります。
このような環境下で冷蔵庫があれば,食べ物を凍らないように保存しておくことができます。すなわち,このような環境では,冷蔵庫の「食べ物を冷やして保存すること」という機能はなくなります。
冷蔵庫の本来の機能は変わらないのですが,使う環境によって,機能が変わったということです。
このような内容でした。
この内容を読んで,・・・これも「視点を変える」ということだな・・・と思いました。
多くの人は,「冷蔵庫の機能は,食べ物を冷やして保存すること」という認識を持っています。しかし,視点を変え,食べ物が凍るような環境で使うことを考えると,「冷蔵庫の機能は,食べ物が凍らないように保存しておくこと」になります。その結果,冷蔵庫を使う目的が変わります。
同じ機能でも,視点を変えることで違ったことが見えてくるのは面白いです。
2016年8月27日のブログは,「文の内容をプラスに表現する」というテーマでした(こちら)。
この中で,以下のような文を紹介しました。
◆試験終了まで3分しか残っていない。
◆試験終了まで3分ある。
これも,「視点を変える」ということだと思います。
すなわち,これは,「試験終了まで3分しか残っていない」と否定的に考えるのではなく,視点を変え,「試験終了まで3分ある」と肯定的に考えることです。つまり,否定的な視点を肯定的な視点に変えることです。すなわち,「視点を変える」です。
このように考えると試験場での精神状態が変わります。その結果,試験の結果が変わるかもしれません。
同じ内容でも,視点を変えると,違った受け取り方になります。これも面白いです。
佐藤可士和氏の著書に「佐藤可士和の超整理術:日本経済新聞出版社」という本があります。この本の中で佐藤氏は,「自分なりの視点を見つけるには」という見出しの中で以下のようなことを書いています。
本質を探るには,引いて見つめることが大切
思い込みを捨てることから,視野が広がる
視点の向きを変えてみると,思わぬ発見がある
これらのことは,まさに,「視点を変えること」だと思います。
この本は,「わかりやすい文書の書き方」の参考になることが書いてあるので,後日,「これまでに読んだ本から」で紹介します。
「視点を変える」とこれまでと違ったことが見えてきます。
「視点を変える」ということは,仕事でも普段の生活の中でも重要な考え方だと改めて思いました。
余談ですが・・・
2016年5月14日の「視点を変える(小学生の時の出来事)」というテーマのブログの中で,ユネスコ村で描いたオランダ風車の裏側の絵が,所沢小学校内の写生大会で入賞したことを書きました(こちら)。
先日,偶然,そのときの表彰状が出てきました。もう,本当にびっくりです!!・・・。
*所沢小学校内の写生大会だと思っていましたが,実際は,所沢市の写生大会でした。表彰状を見てわかりました。表彰されたのは,昭和40年,小学校4年生のときでした。あれから,もう,50年以上(半世紀以上)が経過しました。
懐かしいです・・・・・・。