平成28年度の技術士の試験が昨日終わりました。
受験生の皆さん・・・長期間の受験勉強ご苦労様でした。手応えがあった方,残念ながら結果を出せなかった方,合否がまだわからない方・・・・いろいろだと思います。
手応えがあった方は「筆記試験がやっと終わった」という気持ちだと思います。残念ながら結果を出せなかった方は「また受験勉強か」という気持ちだと思います。合否がまだわからない方は,筆記試験の合格発表の日まで「合格か?不合格か?」と落ち着かないと思います。
私が受験したときは,合否がまだわからないような結果でした。
受験した年の1月から試験の前日まで猛勉強したにもかかわらず,「不合格かもしれない」という結果だったので落ち込みました。「不合格だったら,あの猛勉強をまたやるのか」と思ったら暗い気持ちになりました。
試験終了後,試験会場の早稲田大学から高田馬場駅まで歩きましたが足取りが非常に重かったです。
しかし,結果として合格できたので,今思えば,取り越し苦労でしたが・・・・。
平成25年度からの試験制度では,口頭試験に対して以下のようなことが日本技術士会のサイトで示されています。
口頭試験は,技術士としての適格性を判定することに主眼をおき,筆記試験における答案(総合技術監理部門を除く技術部門については、課題解決能力を問うもの)及び業務経歴を踏まえ実施するものとし,筆記試験の繰り返しにならないように留意する。
すなわち,課題解決能力の問題の解答内容に対して口頭試験で質問するということです。したがって,口頭試験対策として,解答内容を書き出しておく復元答案の作成が必要です。
残念ながら結果を出せなかった方は,「口頭試験は自分には関係ない」と思い復元答案を作成しないかもしれません。しかし,来年の合格のため「転んでもただでは起きない」という精神を持ってください。
すなわち,課題解決能力だけではなく専門知識や応用能力の問題に対しても復元答案を作成してください。復元答案と言っても内容を詳細に復元しなくてもよいです。書いたことを大まかに書き出すだけでよいです。それを見て,合格点を取るうえで勉強すべきことを確認してください。それを勉強すれば1つ弱点が減ります。
今年の試験結果を無駄にしないでください。「転んでもただでは起きない」という精神を持ち,今年の試験結果を来年の合格に結びつけてください。