【技術士第二次試験・受験勉強方法の鉄則10】
◆勉強方法を考える
◆受験勉強方法のバージョンアップ
平成28年度の技術士の試験が終わってから1か月が過ぎました。今年の技術士試験で残念ながら結果を出せなかった方の中には,来年の試験に向けた勉強をすでに始めている方もいらっしゃると思います。
受験勉強方法のバージョンアップとは,今年の受験での勉強方法をベースにして,来年合格するための受験勉強を考えることです。
今年の技術士試験で残念ながら結果を出せなかった方は,受験勉強方法をバージョンアップさせてください。
受験勉強方法をバージョンアップさせるには,まず,今年の受験勉強方法を精査してください。精査することで,成果が出た勉強方法,思ったほど成果が出なかった勉強方法がわかります。思ったほど成果が出なかった勉強方法に対しては,なぜ成果が出なかったのかを考えてください。また,どのように改善したら成果が出るのかを考えてください。
改善案を考える場合,今年の受験勉強方法の内容に対して自問してください。
*参考図書を読んだが,読んだだけで内容を理解したつもりになっていただけではないか?
*参考図書を読んだが,読んだ内容を丸暗記しただけだったので,内容を掘り下げて理解していなかったのではないか? だから,解答が書けなかったのではないか?
*技術を掘り下げて理解していなかったのではないか? 掘り下げて理解する姿勢もなかったのではないか?
*勉強した内容の要点をノートに書かなかったので,これらが,確実に記憶されなかったのではないか? やはり,「読むこと+書くこと」が必要だったのではないか?
*もっと様々な参考図書などを読むべきだったのではないか?
*ネットでの情報に頼り過ぎた勉強だったのではないか?
例えば,このように自問することで改善策が見つかります。
成果が出た勉強方法はそのまま継続してください。一層成果を出すためその勉強方法に工夫を加えてもよいです。
試験の合否は受験勉強の方法で決まります。
来年の合格を目指し,早い時期に受験勉強を精査するとともに,その結果に基づき受験勉強方法をバージョンアップさせてください。
また,気持ちを早く切り替え,来年に向けての受験勉強を始めてください。