関東地方では,この夏,水不足のため6月の中旬から10%の取水制限が実施されています。取水制限が実施されていますが,日々の生活には支障がありません。取水制限が20%になると場所によっては支障が出ることもあるそうです。
一昨日の22日(月)に台風9号が関東地方に上陸したため,東京都,埼玉県などは大雨となりました。しかし,水源地の群馬県北部などでは大雨にならなかったようで,台風9号の上陸によって水不足が一気に解消するまでには至りませんでした。水不足が解消するまで節水を心掛ける必要があると思います。
「この夏,関東地方が水不足になる」というニュースをテレビで見てから,あるサイトを時々見ています。そのサイトとは,国土交通省・関東地方整備局・利根川ダム統合管理事務所の「利根川上流8ダム諸量・各種観測データ」です(こちらを参照してください)。
このサイトにアクセスすると,利根川上流8ダムの現在の貯水率などダムに関する様々な数値を見ることができます。
矢木沢ダムは利根川水系最大級の規模の多目的ダムです。関東地方で水不足のニュースが伝えられると,この矢木沢ダムが干上がった映像が必ず出ます。今年も各テレビ局で矢木沢ダムの状況をレポートしていました。
上記のサイトで各ダムの貯水率が下がるのを見ると「節水をしなくちゃ」と思います。矢木沢ダムの貯水率は6月下旬に19%でしたが24日現在でやっと46%まで回復しました。
このサイトを時々見るようになってから,節水の意識が高まりました。理由は,自分が生活するうえで重要な水道水の現状(ダムの貯水率)を数値で見ているからです。
この夏の水不足のことをニュースで見ただけでは,時間の経過とともに,節水の意識は低くなると思います。また,市の広報紙などの中に書かれてある「節水を心掛けましょう」という文字を見ても節水の意識はあまり高まらないかもしれません。
やはり,現状の数字(ダムの貯水率)を見ることで節水の意識が高まると思います。
しかし,関東地方はここ数年頻繁に渇水が発生しています。
平成24年,平成25年,平成28年,平成29年(?)・・・・・・
これも地球温暖化の影響でしょうか?
【補足説明】
関東地方整備局では,24日(水)に,10%の取水制限を一時的に解除したそうです。ブログをアップした日の夜に,取水制限の一時的な解除のニュースがありました。偶然でしょうか?