技術士第二次試験対策:受験勉強の環境と合格率

受験生の方々は,それぞれ違った環境で技術士試験の受験勉強をします。


■パターンⅠ:会社の支援が受けられる環境で受験勉強をする人
*例えば,会社で受験対策の勉強会を開催したり,社内の技術士が模擬答案の添削を行う体制が整っていたりする環境で受験勉強をする人です。

■パターンⅡ:会社内に技術士がいて,その技術士からの支援が受けられる環境で受験勉強をする人
*パターンⅠのような会社の支援はありません。しかし,社内に技術士がいて,受験に関する相談事があれば,いつでも社内の技術士からアドバイスを受けることができます。また,社内の技術士がいつでも模擬答案を添削してくれるような環境で受験勉強をする人です。

■パターンⅢ:周囲に技術士がいない環境で受験勉強をする人
*技術士試験に関する相談をしたり模擬答案の添削をしてくれたりする技術士が周囲にいない環境で受験勉強をする人です。


この他のパターンもあると思いますが,多くの受験生は,この3パターンのどれかに当てはまると思います。

私の友人はパターンⅢでしたが,家庭教師に受験指導を依頼していました。ちなみに,私はパターンⅡでした。

この3パターンの中で,どの環境で受験勉強をすると一番合格率が高くなるでしょうか?

「パターンⅠだ」と思う方が多いと思います。「会社で受験を全面的に支援してくれるから」というのがパターンⅠを選んだ理由だと思います。

確かに,パターンⅠが最も合格率が高いのかもしれません。でも,現実には,ちょっと違うこともあります。

仕事でお世話になっている会社はパターンⅠです。社内で,受験対策の勉強会を定期的に開催しています。また,社内の技術士による模擬答案の添削指導の体制も整っています。しかし,これらの成果があまり出ていないそうです。

その会社の方が私に話してくれたことです。

「森谷さん。我が社は,他社以上に,技術士を受験する社員への支援を行っています。至れり尽くせりです。でも,目標とした数の合格者が毎年出ていないのですよ・・・」

この原因は様々にあると思います。しかし,このブログで原因を分析するつもりはありません。

このブログで言いたいことは,「受験勉強の環境と合格率は無関係だ」ということです。

私が受験した頃にはパソコンはまだ普及していませんでした。そのため,インターネットを通じた受験に関する情報収集やメールによる添削指導を受けることはできませんでした。そのため,パターンⅢで受験する人は受験に関していろいろ苦労があったと思います。でも,実力のある人は合格しました。

受験勉強をする環境で合格・不合格が決まるわけではありません。

「絶対に合格する!」という強い気持ち(意志)を持っているかどうかで合格・不合格が決まります。

再来年から,技術士の試験制度が変わると言われているので,今年は,現状の試験制度での最後の試験になる可能性があります。新制度での受験は不安が多いと思います。

受験生の皆さんは,来年合格できるように受験勉強をしてください。

トップへ戻る

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds

This will close in 0 seconds