2018年を迎え,「ヨシッ・・・今年は合格するぞ!」という気持ちで受験勉強をスタートさせた方もいらっしゃると思います。
技術士の試験を受験する方は,技術士の資格を取得する目的を必ず持っていると思います。
技術士の資格を必ず取得するぞ・・・・,○○したいので・・・・
私が在籍していた会社で,印象に残る目的を持った方がいました(仮に,Aさんとします)。
“上司を見返す”
これが,Aさんの技術士の資格を取得する目的です。
Aさんが受験したときには,Aさんの上司は技術士の資格を持っていなかったそうです。
Aさんは,Aさんの上司から,パワハラのような行為を受けていたとのことです。そこで,技術士の資格を持っていないその上司を見返そうと思ったそうです。
Aさんは受験のときには非常に忙しかったそうですが,「上司を見返す」という気持ちを常に持ち,毎日必死に受験勉強をしたそうです。また,受験までの平均睡眠時間は4時間程度だったそうです。
「上司を見返す・・・だから技術士の資格を取得する!」という強い気持ちが,必死に受験勉強をするためのエネルギーになったと思います。
Aさんは,その年の受験で合格しました。
ただ,Aさんが技術士の資格を取得したことで,Aさんの上司のパワハラがなくなったかどうかは未確認ですが・・・。
私が在籍していた建設コンサルタント(こちら)の会社の社員の中には,「『上司から技術士の資格を取れ』と言われたから」ということが,技術士の資格を取得する目的の人もいます。私の在籍していた会社の中にもこのような方がいました。
理由は,技術士の資格を持っている社員の数が仕事の受注に関係するからです。
2017年12月27日のブログのテーマは,「受験勉強の環境と合格率」でした(こちら)。この中で,「至れり尽くせり」で社員の受験を支援している会社を紹介しましたが,この会社は,建設コンサルタントです。
会社内での技術士の数が仕事の受注に関係するので,技術士の試験に対する至れり尽くせりの支援を社員に対して行っています。
数年前,機械部門を受験する方に,答案の書き方に関するアドバイスを行ったことがあります(仮に,Bさんとします)。Bさんは,製造業の会社に勤務する技術者の方です。
「技術士の資格を取得する目的は何ですか?」とBさんにお聞きしたら,「自己啓発と技術者としての区切り」という答えでした。
受験する部門や受験生の考え方で受験目的は変わると思います。
今年受験される方は,技術士の資格を取得する目的を再確認してください。
自分は,何で技術士の資格を取得するのだろう?・・・・技術士の資格を取得する目的は何だろう?・・・