今月(1月)の初めのニュースウォッチ9(NHK総合テレビ)で,陸上の山縣亮太選手のことが放送されました。
山縣選手の専門は短距離走(100m)です。リオデジャネイロオリンピック,男子400mリレーで銀メダルをとったメンバーの1人です。山縣選手は第1走でした。
昨年,陸上男子100mで桐生祥秀選手が日本人選手初の9秒台(9秒98)を出しました。そのとき,最大のライバルである山縣選手は,ケガなどもあり思うような記録が出ないで苦しんでいたそうです。すなわち,壁にぶち当たっていました。
その現状を打開したのが1冊の本でした。その本とは,「論語の活学・安岡正篤著」です。孔子の言葉をまとめた“論語”に関する内容です。この中に書いてあったことがヒントになり,「壁はもしかしたら意識が作り出していたのかもしれない・・・」と気が付き,その後のレースで10秒00(日本歴代2位)の結果を出しました。
ニュースウォッチ9では,山縣選手に関して以上のような内容が放送されました。
このニュースを見ていてこの本が読みたくなり,ネット(アマゾン)で「論語の活学・安岡正篤著:プレジデント社」をすぐに購入しました。
ただ,購入手続きをしたときこの本の在庫がアマゾンになかったようで,本が手元に届くまで10日ぐらいかかりましたが・・・。
ネットで本を購入するのは本当に便利です。
ネットが普及していなければ,「論語の活学:安岡正篤著」を購入しようと思ったら書店に行って購入する必要があります。
ネットで本を購入すれば,時間の節約にもなるし,読みたい本がすぐに手に入ります。
また,ネットで本を購入する利点は,“読む本の世界が広がること”です。
アマゾンで本を調べると,その本の紹介の他に,「よく一緒に購入されている商品」と「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という項目の中にその本に関連した本が出てきます。
それらを見ていくと,「アッ・・・この本面白そうだ」という本があります。興味を引いた本を購入して読み,その本が「面白かった(参考になった)」という評価だと何か得をした気分になります。また,読む本の世界が広がったと感じます。
このようなことを続けると,1冊の本から,どんどん読む本の世界が広がります。
逆に,興味を引いた本を読んで,「面白くなかった(参考にならなかった)」という評価だと何か損をした気分になりますが・・・。
このように,ネットで本を購入すると様々な利点があります。そのため,書店に行って本を購入する人が減少しているそうです。
その結果,リアル書店(実際に店舗を持ち,本や雑誌を並べて販売しているいわゆる一般的な本屋さんのこと)の数が減少しているそうです(こちら)。
ただ,現在でもリアル書店で本を購入することもあります。ネットの情報だけでは,どのような内容の本なのかが不明な場合があるからです。そのようなときには,リアル書店に行って本の内容を確認してからその本の購入を判断します。
「リアル書店の中をブラブラして“面白そうな本”を探すことが楽しい」ということもリアル書店で本を購入する理由ですが・・・。
最後に,“論語”に関する本を1冊紹介します。
「論語絵本:『訳と絵 森華』,『監修 礪波護』:長崎新聞社」という本です。
これは論語の絵本です。論語とその現代語訳そして版画の挿し絵が出ています。読んでいると心が落ち着く1冊です。今でも,時々読んでいます。