11月10日(土)に開催するセミナーでの資料作成のため他部門の過去問を読んでいます注1)・注2)。
注1):現在保有しているのは建設部門です。
注2):課題解決能力の問題を対象にしています。
他部門の過去問を読んでいると,課題解決能力の問題(平成31年度からは“問題解決能力及び課題遂行能力”の問題)の解答を考えるためには,日本が抱えている問題や課題あるいは技術の分野で話題になっていることなどに関心を持つことが重要だいうことが改めてわかります。
また,これらと,自分の受験する部門(選択科目)との関係を考える必要があることもわかります。
■「平成30年度:情報工学部門・コンピューター工学・Ⅲ-2」は,食品廃棄や食品ロスに関する問題でした。
■「平成30年度:応用理学部門・物理及び化学・Ⅲ-2」は,電気自動車の普及に関する問題でした。
「食品廃棄や食品ロス」は日本が抱えている問題ですし,「電気自動車の普及」は日本(あるいは世界)の技術の分野で話題になっていることです。
建設部門で,食品廃棄や食品ロスに関する問題が出題されることはまずないと思います。
しかし,電気自動車の普及に関する問題は,建設部門・道路では出題される可能性があります。“電気自動車の普及”というキーワードを主とした問題は出題されなくても,解答の中に“電気自動車”というキーワードを入れる必要があるかもしれません。
来年度の技術士第二次試験を受験される方は,繰り返しになりますが,日本が抱えている問題や課題あるいは技術の分野で話題になっていることなどに関心を持ち,自分の受験する部門(選択科目)とこれらとの関係を考えてください。
後日,「他選択科目の過去問を読んでわかること」をテーマとしたブログを書きます。