先日の日曜日(3月10日),ラジオを聴きながら昼食を食べようと思いラジオのスイッチを入れチューニングをしていたらNHKFMで「第74回琵琶湖毎日マラソン」を放送していました。
特に聴きたい番組がなかったのでそのままマラソンの実況放送を聴いていました。
マラソンの実況放送を聴きながら思ったのは,「ラジオでのマラソンの実況放送を聴いていると選手が走っている状況が頭の中に浮かんでくる」ということです。
マラソンをテレビで見ているときには選手が画面に映し出されるので,その映像を見れば選手が今どのような状況で走っているのかがわかります。
しかし,ラジオの場合には映像がないので,アナウンサーの実況放送から選手が今どのような状況で走っているのかを頭の中で想像する必要があります。
先日,アナウンサーによる実況放送を聴いていて,選手が走っている状況やマラソンコースの状況(この日は小雨が降っていました)などが頭の中に浮かんできました。
マラソンの実況放送だけではなく,サッカーや野球の実況放送などをラジオで聴いていても試合の状況が頭の中に浮かんできます。
スポーツの実況放送を担当するアナウンサーは,おそらく事前にスポーツを実況する方法を勉強するのだと思います。そうでなければ,競技や試合の内容が頭の中に浮かんでくるような実況放送はできないと思います。
わかりやすい文書の書き方の3原則での第1原則は「書き手と読み手の違いを認識すること」です。すなわち,「書き手は知っている人,読み手は知らない人を認識すること」です。
スポーツを実況する方法のポイントはわかりませんが,聴き手のことを考えて話す内容(伝える内容)を考えるのかもしれません。
スポーツの実況放送をする場合も,「話し手と聴き手の違いを認識すること」,すなわち,「話す人は知っている人,聴く人は知らない人を認識することが重要」ということでしょうか。