技術士第二次試験対策:違った視点で添削指導を受ける

2019年3月15日と3月18日に添削指導を受けることに関するブログを掲載しました(こちらこちら)。今回も,添削指導を受けることに関する内容のブログです。

先月,技術士第二次試験を今年受験する方から出願指導に関する質問のメールが送られてきました。


出願指導について、次の二点のどちらがよいのでしょうか?
出願指導は一人の指導技術士の方から受けるのが良い。
出願指導は複数の技術士の方から受けるのが良い。


ここで,出願指導とは“業務内容の詳細”の添削のことです。

この質問に対して以下の回答をメールで送りました。


「指導技術士を信頼するか(信頼できるか)どうか」で決まると思います。信頼する(信頼できる)ならば1人にしたほうが望ましいです。

理由は,複数の方に指導していただくと指摘の視点が異なる可能性があり,その場合,どの指摘に基づき修正したらよいのか迷うからです。ただ,様々な指摘事項に関して「これに基づいて修正しよう」という判断が自分でできれば複数の方に指導していただいても問題ないと思います。複数の方に指導していただくことは,違った視点で添削指導を受けられるという利点があります。


ところで,出願指導の内容ではありませんが,想定問題に対する答案を2人の方に添削していただいたことがあります。

2019年3月15日に掲載したブログの中で,技術士第二次試験で建設部門を受験したとき添削指導を受けていたことを書きました。

添削していただいた答案の中には経験論文もありました。

経験論文とは,自分の行った業務の中から技術士としてふさわしいと思う業務を2つ選びそれを所定の枚数以内でまとめる問題のことです。現在この試験問題はありません。

経験論文の試験は毎年同じ内容で出題されるので,ほとんどの受験生は事前に論文を作成しそれを覚え試験当日は記憶していた論文を答案用紙に書き出すだけでした。

そのため,事前に経験論文を作成してそれを添削してもらう受験生が多かったです。私も経験論文を事前に作成し添削を受けていた会社で添削指導を受けました。2回添削指導を受けることで完成度の高い経験論文になりました。

更に,その経験論文に対して別の方からの添削指導も受けました。受験対策セミナーを受講していましたがそのセミナーでも添削指導があったからです。

一度添削指導を受けた経験論文だったので2度目の添削指導では大きな修正はありませんでした。しかし,初めの方とは違った視点での添削内容もありました。この添削内容を見て「なるほど・・・このような視点もあったのか」と思ったのを今でも覚えています。

冒頭に書いたように,複数の方に指導していただくと指摘の視点が異なることでどの指摘に基づき修正したらよいのか迷う可能性があります。

しかし,私の場合には,違った視点での添削指導を受けることで経験論文の完成度が一層高くなりました。

違った視点での添削指導を受けることも答案の完成度を高める方法の1つです。

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