2019年度の技術士第二次試験・筆記試験の試験日は以下のとおりです。
*総合技術監理部門の必須科目:2019年7月14日(日)
*総合技術監理部門を除く技術部門・総合技術監理部門の選択科目:2019年7月15日(月・祝)
総合技術監理部門を除く技術部門の試験日まで残りが2週間弱になりました。
今年度から必須科目が記述式試験に変わります。このため,必須科目で合格点を取ることが今年度の筆記試験に合格するうえでのポイントの1つです。
そのため,必須科目に関する勉強の結果を復習をしっかりしてください。
必須科目での出題内容は以下のとおりです(出典:日本技術士会)。
現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。
受験部門での現代社会が抱える問題を予想し,上述した出題内容の流れに沿って解答を考え,その解答を覚えるような勉強をしている方も多いと思います。このような勉強をした場合での復習では,出題内容に沿って解答しているかどうかを確認してください。
すなわち,解答が,「問題の把握と課題の抽出→課題に対する解決方法の提示→課題の遂行の提案」の流れになっているかどうかを確認してください。
建設部門を例にしてこれを説明します。
建設部門に関連した現代社会が抱える問題とは,例えば,地震や水害などの自然災害の問題(防災・減災)があります。ここ数年,我が国では地震や水害に伴う甚大な人的・物的被害が発生しています。
「我が国での自然災害発生時の問題は何か,それに伴う課題は何か,その課題の解決方法は何か,その解決方法の遂行方法は何か」を頭の中で整理したうえで,これに沿って解答しているかを確認してください。
どのような形式で出題されるかわかりませんが,これが解答を考えるうえでの軸です。軸がぶれると試験官に内容が明確に伝わらない答案になる可能性があります。
まだ,試験日まで13日もあります(7月15日に受験する場合)。
残りの13日間・・・「1分・1秒も無駄にしない!」という気持ちを持って復習をしてください。