弊社では,2020年4月11日(土)にセミナーを開催いたします(こちら)。
セミナーのテーマは,“5つの手順を使ったわかりやすい答案の書き方(建設部門)”です。
「答案の書き方」と書かずに「わかりやすい答案の書き方」と書いたのには理由があります。
「答案の書き方」と「わかりやすい答案の書き方」とは意味が違うからです。
「答案の書き方」とは,弊社では,例えば,以下のようなことを考えています。
*文体は常体(だ・である)を使うこと
*誤字を書かないこと
*主語・述語との対応を明確するなど文法を守って文を書くこと
*具体的な内容の文や短い文を書くなどのわかりやすい文を書くこと
*文章を書く場合には一文字空けること・答案の最後には“以上”と書くことなど文章の書き方の基本に関すること
*答案用紙のマス目の使い方に注意すること(漢字・ひらがな・カタカナは1マスに1文字で書くなど)
*「問題の中で出題された“課題“を書く場合には,答案用紙・〇行程度を使って書く」など解答を書く場合の考え方に関すること
これらは,文章(文)を書く場合の基本事項などです。
これに対して,「わかりやすい答案の書き方」とは,「試験官に解答が“明確に”伝わる答案の書き方」を意味します。そのため,「わかりやすい答案の書き方」とは,上記した「答案の書き方」の内容の他に以下のことが追加されます。
*解答を書き出す前に,解答が試験官に明確に伝わるように,頭の中を整理してから解答を書くこと
例えば,以下のような問題とその解答があったとします。
■問題
地球温暖化の原因の1つとして二酸化炭素の増加があります。あなたが考える二酸化炭素の増加を防ぐ対策を書いてください。
■解答
私の考える対策とは,以下のようなことを行うことである。
①冷房の設定温度を1°高く,暖房の設定温度を1°低く設定する。
②待機電力を50%削減する。
③風呂の残り湯を洗濯に使う。
④買い物に行くときには買い物袋を持参する。
⑤家族が同じ部屋で団らんし,暖房と照明の利用を20%削減する。
この解答を読むと,「あなたが考える二酸化炭素の増加を防ぐ対策」について具体的な対策が書かれていることがわかります。具体的なことが書かれていますが,しかし,この解答を読むと,「結局,この人は二酸化炭素の増加を防ぐ対策について何が言いたいのだろう?」と思います。つまり,この解答を書いた人は問題に対して明確な解答を書いていません。
試験で「結局,この解答では何か言いたいのだろう?」と評価されると不合格になる可能性もあります。
しかし,問題を読み“卵の理論(こちら)”で頭の中を整理したうえで解答を書けばこのような解答は書きません。
セミナーでは,卵の理論を含め,“わかりやすい答案の書き方”を詳しく解説します。また,答案の書き方も解説します。
セミナーの詳細はこちらです。
注1):セミナーで解説する“5つの手順を使ったわかりやすい答案の書き方”は,建設部門の方だけではなく他部門の方も試験場で答案を書く場合に使える内容です。したがって,本セミナーに,他部門で受験される方が出席されてもかまいません。
注2):「5つの手順を使ったわかりやすい答案の書き方」を理解していただくため書き方の事例を多く取り入れて解説します。建設部門関連の内容を主体とした事例のため「建設部門対象」としています。しかし,建設部門関連の内容を主体とした事例でも,わかりやすい答案の書き方のポイントがわかるように解説します。