今日で4月が終わります。今月は,新型コロナウイルス感染症の国内での大流行で大きく揺れた1か月でした。
4月7日(火)に緊急事態宣言が7都府県に出され,政府から不要不急の外出自粛要請などが出されました。さらに,政府は,4月16日(木)に緊急事態宣言を全国に拡大しました。
テレビやラジオでも新型コロナウイルス感染症についてのニュースを連日伝えています。また,テレビやラジオの定時のニュースでは,このほとんどの時間を使って新型コロナウイルス感染症に関することを伝えています。
新型コロナウイルス感染症対策として,政府は各企業に対してテレワーク(主に在宅勤務)を要請しています。弊社とお付き合いのある会社でも在宅勤務を実施しているところが多いです。
ただ,在宅勤務ができない仕事内容もあるので国内のすべての会社が在宅勤務をできるわけではありませんが。
ただ,ニュースを見ると多くの会社が在宅勤務を実施していることがわかります。
“在宅勤務”という言葉は,2017年ごろにも働き方改革の議論の中で出ていたと記憶しています。なお,働き方改革関連法案は2018年6月に成立し,2019年4月から施行されています。
しかし,このときには在宅勤務を含むテレワークの導入が各企業内であまり進まなかったように思います。「現状では,うちの会社では在宅勤務などの導入は無理だ」のように「できない理論の壁」が立ちはだかっていたのだと思います。
でも現在,新型コロナウイルス感染症対策として在宅勤務を実施している会社は多いです。「やろうと思えば在宅勤務ができた」ということです。
これは,まさに「火事場の馬鹿力」です。
今後,新型コロナウイルス感染症の大流行が終息したとき各企業内で働き方改革が一歩進むのではないでしょうか。
在宅勤務を実施せずに毎日出勤している人がいる理由の1つとして日本の“はんこ文化”があるという内容のニュースを見ました。また,新型コロナウイルス感染症の大流行を契機に「“紙・はんこ文化”が終焉するかもしれない」というニュースも見ました。
新型コロナウイルス感染症の大流行が終息したとき,日本の中で大きく変わることがいろいろ出てくるような気がします。
まさに,これは,パラダイムシフト(その時代や分野において当たり前のこととして考えられていた認識や思想,社会全体の価値観などが”革命的に“もしくは”劇的に“変化すること)です。
新型コロナウイルス感染症の大流行を一日でも早く終息させて平穏な毎日をまた送りたいです。