延期された技術士第二次試験が約3週間後に実施されます。
本来なら7月に実施されていた試験が約2か月延期されました。技術士第二次試験が延期されたのは初めてだと思います。
試験の延期が発表されたのが2020年5月21日でした。この時点では,試験問題はすでに作成されていたと思います。試験が2か月間延期されたことで試験問題を作り直したかどうかですが,おそらく作り直していないと思います。作り直する理由がないからです。
真偽のほどはわかりませんが,試験問題は受験が実施される年の4月頃に作成するということを聞いたことがあります。もしそうならば,今年の4月頃は日本でも「コロナ禍」の真っ只中でした。すなわち,今年度では,コロナ禍に関連したる試験問題が出題される可能性があります。コロナ禍は日本のみならず世界で大問題になっているからです。
2020年3月20日と3月21日に「技術士第二次試験対策:新型コロナウイルス感染症の流行について(前半・後半)」というテーマのブログを掲載しました(こちらとこちら)。
この中で,今年度,新型コロナウイルス感染症の流行に関する問題が必須科目あるいは選択科目のどちらかで出題される可能性があることを書きました。出題される部門はわかりませんが・・・。
コロナ禍で日々の生活も仕事もこれまでと一変しました。生活も仕事も「Withコロナ」抜きでは語れません。生活も仕事も「Withコロナ」が前提です。
日本の社会を一変させた出来事に対する受験生の考え方を問う部門が必ずあると思います。総合技術監理部門を含む21部門のすべての技術部門で,技術士として活動するには「Withコロナ」が前提だからです。
試験まで約3週間あるので,受験部門と「Withコロナ」との関係を整理してください。例えば,建設部門ならば,
①施工現場での「Withコロナ」(感染対策や危機管理を含む)
②建設DXの導入
③調査現場や施工現場での密を避けるための技術開発
④テレワークの常態化と受発注者間での打ち合わせのリモート化(働き方の新しいスタイル)
⑤業務を実施するうえでの危機管理
⑥事業継続計画(BCP)
などがあると思います。
試験までに,受験部門での「Withコロナ」に対する自分の考え方を明確にしておいてください。