年末・年始を迎えて年賀状を出したり受け取ったりする時期になりました。
2008年から現在まで年賀状の発行枚数は減少し続けているそうです。ピーク時の2003年には44億5,936万枚の年賀はがきが発行されたそうですが,日本郵便は,2021年用の年賀はがきの当初発行枚数を前年比17.4%減の19億4,198万枚とする発表をしたそうです。
この背景として,メールやSNSが普及したことがあるようです。この他に,お金と手間がかかることもあると思います。年賀状はがきは63円/枚です。仮に100枚出せば6,300円です。年賀状を印刷サービスに頼むとその分の費用がかかります。自作にすると手間がかかります。
メールやSNSで済ませればこのような費用も不要ですし年賀状を出す手間もないです。
以前,プライベートでの年賀状は,自作した年賀状を出していました。版画です。デザインを考えたり多色刷りしたりする手間が大変でした。そのため,その後は自作ですが手間をかけない年賀状を作成して出しました。しかし,ここ10年前ごろから印刷サービスに頼んでいます。自作の年賀状を作成する時間が取れなくなったからです。
私の友人は,印刷サービスに依頼していますが,住所だけは自筆だそうです。200枚近く出すそうですが,年賀状を出す人のことを考えながら1枚1枚住所を書くそうです。ただ,時間がかかると話していました。
別の友人は,毎年,多色刷りでの版画の年賀状を送ってきます。絵を描くのが趣味なのでデザインがオシャレです。住所も手書きです。温かみのある年賀状です。その友人からの年賀状が届くのが毎年楽しみです。「今年はどんなデザインかな」と思いながら年賀状が届くのを待っています。
年賀状に対する考え方が年々変化するのは時代の流れだと思います。
今後,年賀状を出す習慣はどのように変わっていくでしょうか。