「マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明の第5回として,本書の特徴の一つである「3部構成にしたこと」を説明します。
3部構成とは,マンガ部,会話形式部およびテキスト解説部です。マンガにした理由は,「マンガにして読みやすい内容にしよう」と考えたからです。
現在,理系の内容をマンガで紹介する本が数多く出版されています。以前,ジェイタプコブログで紹介した「マンガでわかる統計学(オーム社)」もその中の一冊です。
このような本では,「マンガでわかる統計学(オーム社)」のように,マンガ部とテキスト解説部(マンガで説明できない部分を本文で補足するところ)の2部構成の本が多いようです。今回は,マンガ部とテキスト解説部の他に,これらの中間の内容の会話形式部を作り,「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」が深く理解できる内容にしました。
【マンガ部】
【会話形式部】
【テキスト解説部】
マンガ版での本を作成する場合,シナリオライターの方と漫画家の方の役割が大きいと感じました。今回,「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」の重要な内容を的確に反映したシナリオでした。また,シナリオの内容を的確に反映したコマ割りでしたし,各コマの中のキャラクターの表情も豊かで親しみのあるマンガとなりました。
「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」の原稿が,シナリオになり,そのシナリオに基づきマンガになった結果を見て,原稿に命が吹き込まれたような感想を持ちました。
次回に続きます。