今回は,「6つのルールと18の書き方」の概要の解説です。
書き方の第3原則とは,内容が明確に伝わる書き方を考えることです。すなわち,内容が明確に伝わる技術文書の構成(骨組み)に「6つのルールと18の書き方」を使って肉付けをすることです。
■「6つのルールと18の書き方」とは
「6つのルールと18の書き方」を以下に示します。
●「6つのルール」とは
6つのルールとは,内容が明確に伝わる技術文書を書くうえでの書き方の考え方のことです。「冒頭に書く,ペアで書く,分けて書く,視覚的に書く,合わせて書くおよび明確に伝わる文を書く」という6つのルールがあります。
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●「18の書き方」とは
18の書き方とは,6つのルールに対する具体的な書き方のことです。6つのルールは書き方の考え方なので,この考え方に対応した具体的な書き方が18の書き方です。この18の書き方を使って技術文書の構成に肉付けをします。また,この18の書き方は,報告書,会議や打ち合わせで使う資料,提案書,企画書,メールなどあらゆる技術文書を書くときに使えます。このことは,例えば,「書き方1は,報告書を書くときにもメールを書くときにも使える」のようなことです。
【参考】
「6つのルールと18の書き方」に関して,「ルール」と「書き方」の概要を以下のブログで解説しています。
①「マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明:第7回
②「マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明:第8回
③「マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明:第9回
次回に続きます。
【参考図書】
森谷仁著,「マンガでわかる技術文書の書き方」,オーム社,令和4年3月25日