日経コンストラクションという,土木関係の仕事に従事する技術者が読む専門雑誌があります。
その2022年10月号に弊社の意見が掲載されました。「読者から」というコーナーです。日経コンストラクションの読者からの様々な意見を掲載しています。
今回,「技術文書はコミュニケーションの手段」というテーマでの意見が掲載されました。2022年9月25日の掲載した「仕事を円滑に進めるための方法」というテーマのブログをベースにした内容です。
日経コンストラクションに弊社の意見が掲載されるのは今回で2回目です。前回は,2014年6月9日号です。「明確に伝える力も技術力のうち」というテーマでの意見が「ねっとわーく」というコーナーに掲載されました。このコーナーも読者からの様々な意見を掲載するところです。「ねっとわーく」が「読者から」になりました。名称変更です。
「『明確に伝えることが重要』ということを認識してほしい」という意見を弊社では持っているので,切り口は異なりますが同じ意見を2回投稿しました。その結果,2回とも日経コンストラクションに意見が掲載されました。
技術文書の書き方に関する投稿をする読者がいないこと,日経コンストラクションの編集者の方が「明確に伝えることが重要である」ということを認識していたことから,弊社の意見が2回とも採用されたのだと思います。
日経コンストラクションを読んでいる方の中で一人でも多くの方が,「明確に伝えることが重要である」ということを認識してほしいと願っています。
「文Ⅰではなく文Ⅱのように書くことで内容が明確に伝わる」ということが認識できる土木技術者になってほしいと願っています。
【文Ⅰ】
○○駅では,4月から△△線と□□線との乗り換えが同一ホームでできるようになった。その結果,鉄道利用者の利便性が向上した。
【文Ⅱ】
○○駅では,4月から△△線と□□線との乗り換えが同一ホームでできるようになった。その結果,乗り換えのための階段での上り下りがなくなり,また,乗り換え時間が約1分短くなったことから鉄道利用者の利便性が向上した。