2023年3月13日に「業務内容の詳細の書き方(書く内容の完成度を高める)」というテーマのブログを掲載しました。今回はこのテーマの(その2)です。
技術士二次試験対策として「“業務の内容が明確に伝わる文”の書き方」を弊社ウェブサイト上にアップしました。
「“業務の内容が明確に伝わる文”の書き方」の主旨は,「業務内容の詳細の中で書く文の書き方を考えることで業務の内容が読み手(試験官)に明確に伝わる」ということです。この主旨の背景には,「業務内容の詳細は文の集合体(文が集まって業務内容の詳細になる)」という考え方があります。
業務内容の詳細は720文字以内で書きます。720文字を1つの文で書くことはありません。仮に1つの文を72文字で書くと10個の文で業務内容の詳細が成立しています。
つまり,一つひとつの文が明確に伝わるように書くことで業務内容の詳細が明確に伝わります。業務内容の詳細は文の集合体(文が集まって業務内容の詳細になる)だからです。
「“業務の内容が明確に伝わる文”の書き方」の中では,「6つのルールと18の書き方」の中での「書き方13:具体的な文を書く」,「書き方15:能動態の文を書く」および「書き方16:短い文を書く」を使って書くときについて解説しました。
これらは,業務内容の詳細を書くとき特に重要だからです。「“業務の内容が明確に伝わる文”の書き方」では解説しませんでしたが,「書き方14:意味が明確な文を書く」や「書き方18:文法を守って文を書く」も重要な書き方です。
「業務内容の詳細は文の集合体(文が集まって業務内容の詳細になる)」ということを認識して書くことで業務内容の詳細に書く内容の完成度が高まります。
業務内容の詳細に書く内容で試験の合否は決まりません。合否が決まらなくても「業務内容の詳細に書く内容の完成度を高めよう!」という意識を持つことも合格に向けての一歩だと思います。
【参考図書】
森谷仁著,「マンガでわかる技術文書の書き方」,オーム社,令和4年3月25日