「技術士二次試験対策:『“技術士”と“書く力”の関係(その1)』」と「 同 (その2)」で技術士と書く力の関係について解説しました。今回のブログもこれらに関連した内容です。
■日常業務の中で技術文書を書く力を高める
技術文書を書く力が高かった方々は,技術文書の書き方に関する独自の意識を持ち日常業務の中で技術文書を書く力を高めたのだと思います。一朝一夕には技術文書を書く力を高めることはできません。これらの方々が書く会議の資料や業務報告書などの技術文書は技術士を取得する前からわかりやすかったからです。
■日常業務の中で意識すること
筆記試験(記述式試験)に合格することが日常業務の中で技術文書を書く力を高めることの目的です。この目的の達成のため,「整理する」,「文や文章に変換する」,「具体的な文にする」を意識して日常業務の中で技術文書を書いてください(こちら)。
①整理する力:「日常業務の中で“頭の中を整理する”に慣れる」の資料を参考にしてください。
②文や文章に変換する力:「日常業務の中で“文に変換する力”を鍛える」の資料を参考にしてください。
③具体的な文にする力:「日常業務の中で“文の作成力”を鍛える」の資料を参考にしてください。
④その他,参考となる資料:「記述式試験で重要な“2つの力”」,「日常業務の中で“論文(答案)を書くこと”に慣れる」
■「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」を学ぶ
「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」を学ぶことで日常業務の中で技術文書を書く力を高めることができます。「■日常業務の中で意識すること」の中で紹介したほとんどの資料が「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」の考え方に基づくものだからです。
■「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」を学ぶ方法
「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」を学ぶ方法として「マンガでわかる技術文書の書き方(書籍)」を購入して学ぶ方法があります(こちら)。
この他,「自宅で学べる3ステップ・学習プログラム」で学ぶ方法もあります(こちら)。本の内容の理解度を演習を通して確認したい場合には「自宅で学べる3ステップ・学習プログラム」で学ぶ方法をお薦めします。
■急がば回れ
技術士二次試験での論文(答案)の書き方だけを学ぶために「『日常業務の中で技術文書を書く力を高める』など面倒だ」と思うかもしれません。しかし,「書くこと」は総合力です(こちら)。「日常業務の中で技術文書を書く力を高める」ことで総合力が高まります。急がば回れです(こちら)。