2016年4月9日(土)に,弊社主催の講習会を都内で実施しました。
テーマは,「技術士受験対策:わかりやすい答案の書き方」です。
電気電子部門・建設部門・機械部門の各一名ずつ計3名の方が出席されました。13時~17時までの予定でしたが,出席された方々から,講義で説明した内容,わかりやすい答案の具体的な書き方,課題解決能力の問題での解答の書き方,あるいは,受験勉強方法等に関する質問があったので1時間弱延長して講義を行いました。
出席された方々の「絶対に合格する!」という強い気持ちがこちらにも伝わってきました。でも,約5時間の長丁場だったので,皆様,お疲れになったと思います。
また,講習会終了後には,御茶ノ水駅前の居酒屋で,今年技術士に合格されたAさんにも参加していただき懇親会を開きました。
懇親会の目的は,受験に関する情報交換です。
今回も,受験に関する様々な情報を交換しました。また,受験生の方々のネットワークの構築も目的としています。受験に関する情報交換ができる仲間を持つことは,受験勉強をするうえでプラスになると思います。さらに,自分と異なる部門の方々と語り合うことで刺激を受けることもあると思います。
特に,今回はAさんが参加されたので,Aさんから合格に向けての貴重なアドバイスをいただきました。今年受験される方々も,Aさんに,受験に関する様々な質問,例えば,受験勉強に対するモチベーションの維持の方法等を質問されていました。今年受験される方々にとっては有意義な時間だったと思います。
講習会では,「結局,何が言いたいのだろう?」をコアワードとして,講義を進めました。
試験の答案に限らず,業務内容の詳細を読んでいて時々感じることは,「この書き手は,結局,何が言いたいのだろう?」ということです。「結局,何が言いたいのだろう?」と言われてしまう内容を書く原因は2つあると思います。
原因1:自分の頭の中で解答等が明確になっていないこと,あるいは,自分の頭の中で解答等が整理されていないこと
原因2:自分の頭の中で解答等は明確になっている,あるいは,自分の頭の中で解答等は整理されているが,読み手に,これらの内容が明確に伝わるような文章(文)で書けないこと
今回の講習会では,原因1の解決策として「要点法を使ったわかりやすい答案の書き方」を説明しました。
原因2を解決するための解決策(特効薬)は残念ながら現状ではありません。唯一の解決策は添削を受けることです。すなわち,読み手の視点で文章(文)をチェックしてもらい,修正箇所を指摘してもらうことです。
ところで,講習会の終了後にアンケートを書いていただきました。
「講習会での解説内容は,わかりやすい答案を書くうえで参考になりましたか」という質問に対しては,全員の方から「非常に参考になった」との評価をいただきました。講習会の内容に対して,このような高い評価をいただくと本当にうれしいです。「講習会を実施してよかった」と改めて思いました。
今後も,多くの方々から,「非常に参考になった」という評価をいただけるような講習会を実施したいと思っております。