本を書くこと(本を出版すること)

3月18日(土)にオーム社さんから「技術士第二次試験 建設部門 答案作成のテクニック 5つの手順で書いてみよう」を出版させていただきました。

これで,3冊目の出版ですが,すべてオーム社さんからですこちら)。

本を書くきっかけは,埼玉県技術士会(現(公社)日本技術士会埼玉県支部)で付き合いのあったMさんから声がかかったことです。

今から4年前,Mさんから,「森谷さん,今度,技術士試験の対策書を一緒に書きませんか?」という電話が突然ありました。

Mさんは,これまでオーム社さんから数冊本を出版されているので,その関係から技術士試験の対策書の出版を打診されたそうです。しかし,Mさんは,仕事の都合から1人では時間がなく書けないと判断したので,私に声をかけたそうです。

過去,8年間,埼玉県技術士会主催の技術士試験対策の講習会で,私が,「論文の書き方」をテーマとした講座の講師を務めていたのを知っていたので私を選んでくれたそうです。

その時点まで本を書いたことがなく,また,自分が本を書くことなど考えたこともなかったので突然の電話に驚きました。しかし,いいチャンスなので「一緒に書かせていただきます!」と即答しました。そのとき書いたのが「技術士第二次試験 建設部門 完全突破(こちら)」です。

オーム社さんから聞いたことですが,オーム社さんに本の企画を持ち込む方は多いようです。しかし,企画が採用されるのはほんのわずかだそうです。本を書きたくてもなかなか書けないのが現実のようです。

その意味から,「本を書きませんか?」と逆に声をかけてくださったMさんには本当に感謝しています。

また,その後,2冊も本を出版できたのも,Mさんが,4年前に私をオーム社さんに紹介してくださったからです。

Mさん,ありがとうございます。

小説や専門書など本のジャンルや本のページ数によっても異なると思いますが,私が書いた3冊は,原稿を書き始めてから書店に並ぶまで,7ヶ月から8ヶ月でした。

その間,以下のような作業があります。


原稿の入稿(原稿を出版社に提出すること)

初校校正(ゲラ刷りされた原稿をチェックし,修正箇所や加筆箇所を赤字で書くこと)

*ゲラ刷りとは,文字校正用の印刷物のことです。

再校(2回目のゲラ刷りを確認すること)

三校(3回目のゲラ刷りを確認すること)

*四校や五校もあるようですが,三校までが多いようです。

*初校校正,再校および三校は,執筆者および出版社の担当者で行います。


このような作業を経て完成した本が書店の棚に並ぶのを見ると感慨深いものがあります。「やっと出版できた・・・」という気持ちになります。

今回出版させていただいた「答案作成のテクニック 5つの手順で書いてみよう」は,現在,多くの方に購入していただいているようです。

本書を購入してくださった皆様・・・本当にありがとうございます。

本書を購入された方の一人でも多くの方が技術士の試験に合格されることを願っています。

本書の内容をベースにした技術士試験対策の講習会(わかりやすい答案の書き方)を4月15日(土)に開催致します。講習会で解説した内容をしっかり理解していただくための演習も行います。

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