先日,知人から次のような質問がありました。
研修プログラム1(こちら)の対象者(社員研修の対象者)は「若手社員の方からベテランの社員の方まで」となっているが,研修内容から判断すると若手社員の方が主に対象ではないか?
弊社では,若手社員の方からベテランの社員の方までを研修プログラム1の対象者と考えています。
知人の質問に対する回答がデザイン・ルールズ(こちら)に出ています。
この本の「まとまりを持たせる:反復・繰り返し」の中で以下のような説明があります。
各要素に規則性を持たせることで目的の図形が探しやすくなります。
つまり,雑多なものを整理すると目的のものが探しやすくなります。
これが,知人の質問に対する回答です。
つまり,中堅社員の方からベテラン社員の方までを研修プログラム1の対象者と考えているのは,研修プログラム1の内容を聴いていただくことで図1のようになっている頭の中が図2のように整理できるからです。
中堅社員の方からベテラン社員の方は,文書の書き方に関する自分の書き方を持っています。業務報告書の構成は○○を基に考える,まとまりに分けて書く,表でまとめる,写真や図を必ず入れて書くなど様々な書き方を持っています。
中堅社員の方からベテラン社員の方は,自分の書き方が頭の中にバラバラに入っていると思います。つまり,図1のような状態で自分の書き方が頭の中に入っていると思います。
研修プログラム1を聴くことで,頭の中にバラバラに入っている自分の書き方が図2のように整理できます。
すなわち,「6つのルールと17の書き方(こちら)」を参考にして自分の文書の書き方が整理できます。
整理することで,文書を書くとき自分の書き方が頭の中から取り出しやすくなります。
社員研修やセミナーでのアンケートに「社員研修(セミナー)に出席することで自分の書き方が整理できた」と書く方もいらっしゃいます。
図1から図2への整理方法は他のことにも応用できると思います。