【技術士第二次試験・受験勉強方法の鉄則:32回】
◆受験勉強方法を考える
◆添削指導を受けること(その1)
技術士第二次試験日までちょうど4か月です。
技術士第二次試験の試験方法が2019年度から改正され必須科目も選択科目も記述式試験になります。
記述式試験対策に関して重要ことは,“添削指導を受けること”です。
試験対策として,択一式試験と添削指導は無関係ですが,記述式試験と添削指導には密接な関係があります。
予想問題に対する答案を書いたらその答案を添削してもらうことで答案がブラッシュアップされます。
自分自身によるチェックは書き手の視点でのチェックのため,修正すべき箇所を見落としたり記述内容の誤りに気が付かなかったりする可能性があります。
自分自身によるチェックは,ある意味,「井の中の蛙大海を知らず」のような状態です。
建設部門と総合技術監理部門を受験したとき,技術士第二次試験での添削指導を行っている会社で予想問題(その会社が出題する)の答案に対する添削指導を受けました。
添削指導を受けることで答案がブラッシュアップされました。添削指導を受けた年に合格できた要因の1つに,添削指導を受けたことで答案がブラッシュアップされたことと添削指導の中でいろいろ指摘を受けたことで勉強内容の幅が広がったことがあります。
建設部門を受験したときにはまだインターネットなどなかった時代なので添削指導をしている会社を探すのに苦労しました。いろいろ調べましたが,最終的に,知人から紹介された会社で添削指導を受けたと記憶しています。
添削指導を受けることで建設部門に合格できたので,総合技術監理部門を受験するときも同じ会社で添削指導を受けました。
残念ながら,もうその会社はないようです。
会社内に技術士がいてその技術士から添削指導を受けることができる人,友人・知人に技術士がいてその技術士から添削指導を受けることができる人などは積極的に添削指導を受けてください。
ただ,すべての受験生がこのような環境にいるわけではありません。自分の周囲に添削指導をしてくれる技術士がいない人のほうが多いのかもしれません。
今はインターネットが普及しているので,ネットで検索すれば添削指導をしている会社,あるいは,添削指導をしている技術士を探すことが可能です。
自分の周囲に添削指導をしてくれる技術士がいない人も、ネットを通じて,添削指導を受けることが可能です。
「添削指導を受けることで試験に必ず合格できる」ということではありません。しかし,添削指導を受けることで,広義の意味で,技術力がレベルアップします。
添削指導を受けることをこれまで考えていなかった人は添削指導を受けることを考えてください。