令和3年度の技術士第二次試験が終了してから一週間が過ぎました。今年受験された方は受験勉強から解放されゆっくりしていると思います。でも,受験後の心境は様々だと思います。
“筆記試験は合格できそうだ“
“解答は書いたが合格発表があるまで合否はわからない”
“ダメだった・・・また来年だ・・・”
筆記試験の合格発表は10月下旬なので合格発表までまだ3か月あります。
ですが・・・今日のブログのテーマは口頭試験対策です。ちょっと気が早いですが,今回は「説明する能力」について書きます。
口頭試験は,面接官の質問に回答する試験です。回答する内容が合格点に達していれば試験に合格できます。言い換えれば,試験官に説明する内容が合格点に達していれば試験に合格できます。そのため,合格できる回答が頭の中にあってもそれを試験官に明確に説明できなければ不合格になることもあります。口頭試験では説明する能力が要求されます。
知人の会社の社員の方に関することです。
知人の部下(Aさんと呼びます)は,技術士第二次試験の筆記試験に合格しながら2年連続面接試験で不合格になりました。
知人によると,Aさんの説明はややわかりにくいそうです。一緒に仕事をしていて感じるそうです。そのため,2年連続して面接試験で不合格になったのかもしれません。
筆記試験に3度目に合格したときには,知人が,口頭試験対策として説明方法の特訓をしてAさんを合格させたそうです。
口頭試験の試問事項に「技術士としての実務能力・コミュニケーション,リーダーシップ」あります。30点です。コミュニケーションとは,「業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと」と定義されています。
口頭試験も面接官と受験生とのコミュニケーションなので,明確かつ効果的な意思疎通ができなければ不合格になることもあると思います。口頭試験では,説明する能力が要求されます。
そのため,仕事の中で説明する能力をレベルアップさせてください。
技術士第二次試験が終了してから一週間ですが,「口頭試験対策・説明する能力」がテーマのブログを書いた意味はここにあります。説明することが苦手な方は,口頭試験に向けて,仕事の中で,説明する能力をレベルアップさせてください。今から少しずつトレーニングをすれば口頭試験までには必ず説明する能力がレベルアップします。
「説明」に関することについてはネット上でもいろいろアドレスをしているサイトがあると思います。調べてみてください。
説明する能力を今からレベルアップさせて口頭試験に1回で合格してください。