今年の夏,コロナ禍の中,東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。開催前は懸念事項が多々ありましたが,東京オリンピック・パラリンピックは大きな混乱もなく無事に終わりました。
テレビで放映している競技のダイジェスト版では,競技を終わった選手のインタビューの映像が必ず流れていました。それを見ていて気が付いたことがありました。それは,多くの選手が感謝の言葉を話していたことです。
特に,パラリンピックに出場したほとんどの選手が感謝の言葉を話していました。やはり,体に障害があるので周囲の人などに支えてもらわないと競技をすることが困難だったからだと思います。
コーチなどに対する感謝,支えてくれた家族への感謝,支えてくれた周囲の人への感謝など感謝する人は様々でした。
また,東京オリンピック・パラリンピックでメダルを獲得できたのは自分の力だけではない,コーチ,支えてくれた家族,支えてくれた周囲の人のおかげだと話して感謝の言葉を言う選手も多かったです。
また,コロナ禍で開催されたことに対する感謝の言葉を話す選手も多かったです。例えば,大会スタッフやボランティアの人達,医師や看護師などの医療従事者などに向けての感謝の言葉が多かったです。
ある新聞を読んでいたら面白い記事が出ていました。それは,日本の選手は感謝の言葉を話す人が多いこと,海外(欧米だったかも?)の選手の場合には,例えば,メダルを取ったらそれは自分の力だと話すだろうと書いてありました。
海外の選手は個人の意識が強く,日本は周囲の人との協調を大事にする民族だからのようです。
私は,大学の先輩や仕事の仲間に感謝の気持ちを強く持っています。
土木技術者である私は技術文書の書き方の指導の分野に経験ゼロ,実績ゼロの状態で入りました。しかし,今では,弊社の「技術文書の書き方」の講座に対して様々な分野の技術者の方々から毎回高い評価を得るようになりました。これは,大学の先輩や仕事仲間の助けがあったからです。「助けがなかったら今どうなっていただろう?」と思うと恐ろしくなります。
大学の先輩や仕事仲間には心から「ありがとうございました」と思います。経験ゼロ,実績ゼロの中で一人で戦っているとき助けもらったからだと思います。「地獄で仏に会ったよう」な気持ちでした。
「ありがとう」という感謝の言葉は本当に良い言葉です。